最近、ニュースやSNSで
「モバイルバッテリーがカバンの中で発火した」
「寝ている間に充電していたら煙が出た」
などのトラブルをよく見かけます。
とくに子どもたちが使う機会も増えている今、
安全な使い方を知ることがとても大切です。
このブログでは、
モバイルバッテリーの発火事故の原因と、
安心・安全な使い方について、
やさしくわかりやすく解説していきます。
モバイルバッテリーってなに?どんなときに使うの?
モバイルバッテリーは、
スマートフォン(スマホ)やタブレットの
電池がなくなりそうなときに、
どこでも充電できる便利な道具です。
たとえば、学校の帰りにスマホのバッテリーが
残り5%しかない!なんてとき、
モバイルバッテリーがあると助かりますよね。
でも、その中には「リチウムイオン電池」
という強い電気をためる物が入っています。
この電池は正しく使えばとても便利ですが、
間違った使い方をすると、
発熱(熱くなる)したり、
最悪の場合は発火(火が出る)
することもあるんです。
とくに最近は、子どもがモバイルバッテリーを
使うことも増えていて、
家庭でも学校でも注意が必要です。
どうしてモバイルバッテリーが発火するの?
ニュースで
「モバイルバッテリーがカバンの中で燃えた」
という事故を聞いたことがあるかもしれません。
実は、こうした事故には
いくつかの原因があります。
1つ目は「安すぎる製品」です。
1000円以下のあまりに安いバッテリーの中には、
安全テストがしっかりされていない
ものもあります。
見た目はかっこよくても、
中身がこわれやすいこともあるので
注意しましょう。
2つ目は「落とす・水にぬれる」ことです。
リチウムイオン電池はとてもデリケート。
地面に落としたり、
水筒の水がこぼれてぬれたりすると、
中の電池がこわれて熱くなりやすくなります。
3つ目は「ずっと充電しっぱなしにする」こと。
寝る前に充電して、
朝になってもコードを抜かずそのまま放っておくと、
バッテリーが熱くなってしまうことがあります。
モバイルバッテリーを安全に使うための5つのポイント
発火事故をふせぐには、
正しい使い方を知ることが大切です。
以下の5つのポイントを守るようにしましょう。
① 正しい充電方法を知ろう
充電は、説明書に書いてある時間や
方法を守って行うことが大事です。
「早く充電したいから」といって、
急速充電ばかりしているとバッテリーに
負担がかかってしまいます。
② 100均のバッテリーって安全?
100円ショップでもモバイルバッテリーが
売られていることがありますが、
できれば「PSEマーク」がついている
製品を選びましょう。
PSEマークとは、日本の安全基準をクリアした
製品についているマークです。
③ 高温の場所に置かない!
夏の車の中や、直射日光が当たるところ、
こたつの中などは、
バッテリーがとても熱くなりやすいです。
温度が上がると発火の原因になります。
④ バッグに入れるときは注意
かばんの中に、スマホやモバイルバッテリー、
さらに金属の鍵やペンなどがぐちゃぐちゃに
入っていると、金属が端子に当たってショート
するおそれがあります。
必ずバッテリーは専用のポーチやケースに入れましょう。
⑤ 使わないときはどう保管する?
しばらく使わないときは、
電池残量を50%くらいにして、
涼しくて乾燥した場所に保管しておくと
長持ちします。
冷蔵庫やベランダには
絶対に置かないでください。
学校や家庭でできる安全対策とは?
家族や先生と一緒に、
モバイルバッテリーの使い方について話し合って
おくことが大切です。
たとえば「寝る前は必ずコンセントを抜く」
「使い終わったら点検する」などの
ルールを作ると安心です。
また、学校に持って行くときは、
校則でモバイルバッテリーの使用が
認められているか確認しましょう。
中には禁止している学校もあります。
非常時(地震や停電など)に使う場合は、
バッテリーを事前にフル充電して
おくことが重要です。
ただし、長期間そのまま放置しておくと
バッテリーが劣化してしまうので、
月に1回は充電チェックをしましょう。
もしモバイルバッテリーが熱くなったらどうする?
万が一、モバイルバッテリーが熱くなってきたら、
絶対にさわらないでください。
そして、近くの大人にすぐ知らせましょう。
特に、バッテリーがふくらんでいたり、
焦げたにおいがする場合はとても危険です。
火が出た場合、消火器で消すことができますが、
水をかけるのはNGです。
リチウムイオン電池は水に反応して爆発することがあるからです。
とにかく
「落ち着いて行動する」
「むやみにさわらない」
「すぐ大人に知らせる」が
3つの大事なポイントです。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
モバイルバッテリーは、
スマホやタブレットを外出先で使うときに
とても便利な道具です。
でも、その使い方をまちがえると、
発火や火事につながるキケンもあります。
- 安全な製品(PSEマーク付き)を選ぶ
- 熱や水、落下から守る
- 長時間の充電や放置をしない
- 家庭や学校でルールを決める
- なにか異常を感じたら大人にすぐ相談する
これらのポイントを守ることで、
モバイルバッテリーを安全に使うことができます。
自分の身を守るためにも、
正しい知識を持っておくことがとても大切です。
下記ではおススメする安全なモバイルバッテリーを紹介する記事もご覧ください。
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